タイの牛肉サラダ
Yamu nua
2009年は丑年です。「干支のお料理」としては楽勝コース!なのですが、いざ、どこの国のどんな料理にしようかと考え出すときりがなくなってしまいます。
さて、世相を見れば、あいかわらず世界各地で戦火が絶えず、守銭奴たちのマネーゲームが、結局、未曾有(「みぞう」と読みます(笑))の経済危機を引き起こしました。日本でも、何も悪いことをしていない人たちが、次々と路頭に迷う事態に。国によって混乱の形は様々で、「微笑みの国」と言われたタイで、前代未聞の空港占拠封鎖事件が起きたのは記憶に新しいところです。
…というわけで、ちょっと強引ですが「mslabの干支のお料理」の結論!「この混迷は、激辛で乗りきるしかない!」。タイでオルターナティブな道を探る人々への連帯の思いも込めて「ヤムヌア」。タイ語でヤムはサラダ、ヌアは牛肉。激辛の牛肉サラダです。
レシピは、まず、牛肉の準備です。牛もも肉の塊をナンプラーと中国醤油(なければ溜醤油)に卸しニンニクを加えた漬け汁に20分ほど漬け込んだ後、焼き網でレアかミディアムに焼き上げます。
野菜は、赤玉葱、トマト、セロリ、胡瓜、細葱、パクチー(香菜)を薄切りや細切りにしておきます。
ドレッシングは、それぞれみじん切りにしたパクチーの根、ニンニク、唐辛子をすり鉢でさらに潰し、ナンプラーとレモン汁、砂糖を加えて出来上がり。
あとは、牛肉と野菜をドレッシングで和えるだけです。
「タイ風牛肉激辛サラダ」とも呼ばれるヤムヌアですが、ドレッシングに加える唐辛子の量で、辛さはいくらでも調整できます。お好みの味に仕上げて、さぁ、ヤムヌアをお召し上がりください。