活き海老のプリッキヌーソース
Kung chae nam pla
1996年は鼠年だ。mslab恒例の干支の料理による年賀状は、大きな試練の年を迎えた。戌年をホットドッグで誤魔化してヒンシュクを買ったことが数年前にあるだけに、半端なことは出来ない。意地の悪い友人たちは前の年の夏頃から「来年の年賀状、どうするの?」などとニヤニヤ聞いてくる始末だ。
南米に何とか言う猫ほどの大きさになる鼠がいて(江戸川にもいるという噂有り)、これは食用になると聞いたが、まず、肉が手に入らないし、料理法もさっぱり判らない。
そこで思いついたのが、“プリッキヌー”。タイ料理で使われる最も辛い小さな唐辛子だ。プリッキヌーとはタイ語で“ネズミの糞”という意味だ!
早速、新宿のタイ食材店で冷凍のプリッキヌーを購入し、タイ料理の中で最も象徴的にプリッキヌーを使う料理に挑戦した。
レシピ:
活き海老は尾を残して頭と殻を取る。背腸を取り氷水に晒し、身を引き締める。小鍋にお湯を沸騰させておいて、尾だけを茹でて赤い色を出す。
ソースの材料(4人分)は、
- ナムプラー:大さじ3
- レモンの絞り汁:大さじ3
- プリッキヌー(みじん切り):5本分
- ニンニク(みじん切り):1粒分
- カー(みじん切り):親指大1個分(カーが手に入らなければ、根生姜で代用)。
これらを予め混ぜ合わせておき、水気を拭き取った海老の上からかける。ミントを飾れば、本格的タイ料理の出来上がりだ。