考えてみたら、栃木の日本酒というのをあまり飲んだことがなかった。
『仙禽(せんきん)』。最近通い始めた地元の寿司屋で出会った。栃木県さくら市にある創業文化3年という歴史ある酒蔵。
ちょっと宣伝コピーみたいになってしまうが、「ほどよい酸味と旨味の絶妙なハーモニー」みたいな感じ。
「この酸味は生酛か山廃に違いない」と思った。
調べてみたらその通りで、『仙禽』は「江戸返り」をモットーとして、すべて生酛造りで醸造している。
なかなか頼もしい!
酒屋で入手したのは、『仙禽 モダン』。
無濾過原酒だがアルコール度数は13度。イイ感じの濃さ(極端に度数の高い原酒は苦手だ)。
写真をよく見ると微発泡しているのが分かると思う。
火入れはしてあるので、生酒で瓶詰めして若干瓶内発酵させてから火入れという技を使っているのだと思う。
最近、少しずつだが生酛や山廃の日本酒が増えてきた。酸味のある酒が好きな私としては嬉しいかぎり。
ただ、全量生酛(山廃含む)造りという蔵は少ない。私が知る限りでは、千葉の寺田本家と秋田の飛良泉、そして仙禽。他に数蔵あるらしいが。
個人的には生酛・山廃指向がさらに強まり、「工業的に作った乳酸を投入する速醸法は、そもそも反則だろ!」とさえ思うようになった今日この頃なのです。
美味しい速醸は飲みますが(笑)。
