アゴの焼き干し

ちょっと凄い「出し」に出会ってしまった。「アゴの焼き干し」だ。場所は佐渡。アゴとはトビウオのことで、干物を出しに使う文化は、九州北部から山陰地方にかけて数カ所にある(まぁ、大きな煮干しのイメージ)。 しかし、佐渡のアゴは…

今年のボージョレ・ヌーボーは…

毎年のように「史上最高の出来!」との触れ込みで上陸してくるボージョレ・ヌーボー。慌てて飲んだことはなかったし、美味しいと思ったこともなかったが、今年は、偶然、解禁日直後に遭遇。それに、史上最高!だそうだ。少しばかり期待を…

お茶と器

最近、お茶と器のことを考えている。 つい数日前、煎茶道の先生の所にお邪魔した。当然、煎茶でもてなされたが、茶碗は土もの(陶器)。それも先生の友人の素人さんが作った野趣溢れるものだった。 「えっ、煎茶道では、京焼きとか伊万…

古代ビール!ではない

京大と早大が共同で、古代エジプト小麦を使ったオリジナルビールを出すそうだ。 「一度飲んでみたい!」と思わせるあたり、相変わらず吉村作治先生は商売が上手だ。京大の方も、国立大学の独立行政法人化でいろいろと手を出してみたいの…

アイラ島が生むアイラ党

シングルモルトファンには笑われてしまう程度の知識しか無いのだが、密かにアイラ・モルトを飲み続けている。 スコットランド、グラスゴーの西にあるアイラ島がアイラ・モルトのふるさとだ。6~7年前に仕事でスコットランドに行った際…

別格!宍道湖のシジミ

やはり宍道湖のシジミは別格だった。小さなアサリ程度の大きさがある。東京では、料理屋で出されるシジミの味噌汁の身をほじって食べ良いものかどうか迷うことがある。あまりに小さくて、それに執着するのがケチに思えてしまうからだ。 …

たかがシジミ、されどシジミ

シジミは、肝臓に欠かせないタウリンを豊富に含んでいるので、「一杯飲った後のシジミの味噌汁」は、おまじない以上の効き目があるようだ。 さて、日本には三種類のシジミが生息しているが、主役はヤマトシジミ。それも島根県の宍道湖産…

ナウサの赤

久々にギリシャワインを飲んだ。ギリシャ北部のナウサという町の名前が、そのままワインの名前になっている。「ナウサ」はギリシャを代表する赤ワイン。この地方にだけ古くから伝わるキシノマブロ(Xinomavro:クシノマブロとも…

ヒューガルデン・ホワイトを巡って

ベルギーのヒューガルデン・ホワイト(Hoegaarden Biere Blanche)と言えば、世界で最も有名な白ビール。程良い酸味で、爽やかな味わいだ。パリのブラッセリーでも、ヒューガルデン・ホワイトの「生」が楽しめる…

シリコンバレーの地ビール

シリコンバレーと共に育った地ビールがある。 ゴードン・ビアシュ(Gordon Biesch)だ。 最初にブルーパブを開いたのがパロアルト(Palo Alto: HPの本社があり、シリコンバレー発祥の地と言われる)で、それ…

小さな町には小さなブルワリー

デトロイトのダウンタウンから、北に15㎞ほどのところにあるロイヤル・オーク市。 訪ねたのは、ROYAL OAK BREWING(ロイヤル・オーク・ブルーイング)。 ホールの片側がカウンターになっていて、その後ろに醸造タン…

Burning River

仕事で10日ほどアメリカに行ってきた。空港での非常にハードなセキュリティーチェックに辟易しながらも、各地でブルワリー・パブを訪ねることができたので、「極私的最新アメリカビール事情」といこう。 まずは、Burning Ri…