フィンランドビールを味わう

偶然、手に入ったフィンランドビール。 醸造会社は Laitila(ライティラ)と言います。 2001年以来、すべての製品を風力発電による電気で作っているそう。20年前から!北欧の環境意識の高さには頭が下がります。 瓶ビー…

なぜかハンガリー風パプリカチキン

時々作りたくなるハンガリー風パプリカチキン。 ハンガリーには行ったことはない。 ロケでノルマンディーのエトルタに行ったことがある。モネの奇岩の絵で有名な場所。 エトルタはそこそこの観光地でホテルが高いので、泊まったのは隣…

しぼりたて生原酒を味わう

小さな酒蔵の快挙に乾杯! 蔵人だけが味わえるしぼりたての生原酒を翌日に呑むという贅沢を経験しました。 どこの酒蔵でも、新酒と呼ばれるものは“しぼりたて”を売りにしています。 ただ、まったくのしぼりたてでは味が安定しないの…

酸基醴酛(さんきあまざけもと)を味わう

このところ贔屓にしている酒蔵があります。 岩手県紫波町(しわちょう)の廣田(ひろた)酒造店。ブランド名は廣喜(ひろき)です。 紫波といえば南部杜氏発祥の地。江戸時代初期からの酒造りの歴史を誇ります。 この蔵が目指す日本酒…

かぶせ茶(冠茶)とは…

玉露は素晴らしく甘い!その秘密が遮光幕などで日光を遮る栽培法にあるのはご存じの方も多いと思います。 アミノ酸(テアニン)からカテキンへ変性が抑えられ、渋みが少なく、旨みが豊富になるのです。テアニンを多く残し、カテキンを少…

もう1本の日本酒映画

ひとつ前の記事で言及したドキュメンタリー映画『カンパイ!日本酒に恋した女たち』には前作があります。『カンパイ!世界が恋する日本酒』で、監督は同じ小西未来さんです。 主な登場人物は男性3人で、 ジョン・ゴントナー:日本を中…

八反草と女性杜氏

酒は東広島安芸津にある今田酒造の『富久長(ふくちょう) 純米吟醸 八反草(はったんそう)』。八反草は酒米の名前で、初めて出会いました。 広島には、“八反”が付く酒米が何種類かあります。少し名が知れているのは八反錦。これは…

煎茶と桜餅

湯飲みに口を近づけた。桜餅の香りがほのかに漂う… なにやら複雑な気分で迎える桜の季節。首相主催の桜を見る会が中止になったのはヨシとしましょう。しかし、その闇は、ひとつも暴かれていない。 毎年この季節、桜の開花に先行して、…

鰤雑煮は厳冬の日本海の味

わが家の新年は、『鰤雑煮』なしでは明けません。 鰤雑煮は、福岡、長野県(松本周辺)にもありますが、ウチのは出雲風。鳥取県伯耆地方の山奥出身の父親が伝えたものです。 餅は、関西風の丸餅。 主役の鰤は、年末に運良く入手できた…

2020年干支の料理は、「女貞子鶏湯」

新年に発表し続けている『 干支の料理 』。26回目になりました。2020年は子年。十二支最大の難関が3回目を迎えました。 ウェブや文献などいろいろ調べて、たどり着いたのが、「ネズミモチ」。街路樹として植えられることもあり…

日本列島在来種による和紅茶

お茶の日本列島在来種とはなにか? 明治時代に、“やぶきた”が登場する前から、日本列島で栽培されていた品種を指します。今回味わったのは、熊本県芦北市で栽培されている在来種による紅茶(和紅茶)です。その年の最初に出た新芽を使…