冬の日本海は美味しい!

cimg0328セイコ(勢子)ガニ。ズワイガニの雌で、資源保護のため11月上旬から12月末までしか獲ることができない日本海の貴重な冬の味覚です。
なかなか東京では手に入らないのですが、近所のスーパーで発見!一杯数千円から、下手すると1万円を超えるズワイガニの雄(越前ガニ、松葉ガニ)に比べるとお手頃です。一杯数百円とだけ報告しておきます。ただし、雄に比べるとずっと小振りです(この皿が6寸です)。

魅力は、なんといっても卵。外側にツブツブの外子を持ち、カラの中にはオレンジ色の内子が。外子は食感最高!内子は旨味が濃厚すぎて酔いそうでした(笑)。

地方によって呼び名が変わり、鳥取から兵庫北部ではセコ(背子)ガニ、京都ではコッペガニ、北陸ではではセイコガニとか香箱ガニと呼ばれます。どの地方でも、自慢の味覚として愛されてきた証でしょう。

本来、冬の日本海は美味しいものだらけなのですが、去年は、寒鰤が不漁で、あまり楽しむことができませんでした。今年はすでに氷見の鰤が登場。脂が乗るのはこれからなので、まだ手は出しませんが、期待できそうです。セイコガニにも、もう一度くらい出会えるとよいのですが。