昨日から旭川。
駅はデカくて凄くきれいだし、駅ビルと一体化したピカピカのイオンモールがあって、近未来型地方都市の趣も。
しかし、なんかしっくりこない。「ここには文明はあるけど文化がない!」などと、ひとり心の中で悪態ついてたら…
ありました!素晴らしい居酒屋が!”独酌三四郎”。
つまみ類、酒の揃え方もよいのですが、なんといっても空気が心地よい。繁華街の外れの静かな場所。玄関に下がった風鈴の音を心地よく聞きながら杯を傾ければ、日常からフッと離れられる。
目についたのはチロリ。焼締めです。燗酒の季節ではないけど、これは行くしかない!と。炭火焼きの竈というか炉があって、その余熱で、ゆっくりと燗を付けるという素晴らしさ。
和服の似合う上品な女将と無口な亭主。東京にもこんな居酒屋は… あえて、比べるとしたら、鶯谷の鍵屋くらいしか思いつきません。