シリコンバレーと共に育った地ビールがある。
ゴードン・ビアシュ(Gordon Biesch)だ。
最初にブルーパブを開いたのがパロアルト(Palo Alto: HPの本社があり、シリコンバレー発祥の地と言われる)で、それが1988年。以来、ハワイ、ネバダ、アリゾナ、ワシントンの各州にもブルーパブを開いている。どうやら、ITと歩を合わせるように共に伸びてきた地ビールのようだ。
今回は、サンノゼ(パロアルトとは15㎞くらいの距離)に泊まったのだが、残念ながらブルーパブには行けず悔しがっていたら、偶然入ったタイ料理屋にもゴードン・ビアシュ(瓶だけど)が並んでいて、まず感激!
完全にドイツ系のビールで、ピルスナー、メルツェン、ボック、デュンケルなどがある。また、白ビールもドイツ風にヘーフェ・バイツェンと呼んでいる。今回、飲んだ中で記憶に残ったのはメルツェンのコクを保った爽やかさだ。
しかし、世界のITの中心とも言えるシリコンバレーから、とってもスローなマイクロブルワリーという文化が育っていることが、嬉しい限りだ。