2004年-申年『XO醤炒猴頭菇』

XO jiang hou tou gu

猿料理といえばインディジョーンズ!という話もありましたが、さすがに猿の活 け作りは厳しいものがあります。これはかなり苦しい… しかし!真面目に取り組んでみたらあったんですね。申年料理が。

栄えある申年料理の食材として選ばれたのは薬膳としても人気のあるヤマブシタ ケです。

中国では「猴頭菇(ホウトウクウ)」。その意は「テナガザルの頭のよ うな茸」です。なるほど、そのモサモサした感じが猿の頭そのものです。日本で は山伏の衣飾りに似ていることから、ヤマブシタケと呼ばれています。かつては 国内でも自生していたそうですが、今ではまったく見られないとのこと。現在、手に入るのは栽培されているものです。

世の中あまりいい話がなかった2003年を引きずるように始まった2004年。テナガ ザルのように枝から枝へと軽快に渡りながら下界を達観できれば、新しい道が見 えてくるのかも… なんていうのはお気楽すぎ!?

レシピ:

材料:ヤマブシタケ・生ホタテ・エビ・ブロッコリー・清湯・クコの実・ニンニ ク・根生姜・片栗粉・XO醤

1. ヤマブシタケを一口大に割りほぐす。ブロッコリーは一口大に切り分ける。
2. 生ホタテとエビに塩・酒・胡麻油・片栗粉で下味を付ける。
3. 中華鍋に熱湯を沸かし塩とサラダオイルを加え、ヤマブシタケ・ブロッコ リー・生ホタテ・エビをそれぞれ別々に茹でる。
4. 中華鍋にサラダオイルを熱し、ニンニクと根生姜のみじん切りを炒め、香り が出てきたらXO醤を加える。茹で上げたヤマブシタケ・ブロッコリー・生ホタテ・ エビと水で戻したクコの実を加え、清湯と醤油を加え、最後に水溶き片栗粉でと ろみをつける。鍋肌から胡麻油少々を流し込んで完成。

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